第45話 小人は財に殉じ,君子は名に殉ず 「荘子」
と言うことは,小人の方がつまらない生き方で,君子の方がまともな生き方だと言えるのかというと,そうではないと「荘子」は言っています. 小人は利益,君子は名誉と,追求する対象は違っていますが,害物にとらわれてあくせくと自分を苦しめている天では,何の違いもありません.そんな生き方は,いずれにしても「何と哀れな生き方よ」と言うことに成らざるをえません. どんな生き方が望まれるかというと,自分の本性を守り,「道」と一体化して虚心に生きるのが理想なのだと言います.具体的に言えば,次の二つを心掛ければいいと言っています. 1.主体性のある生き方. 1.柔軟でとらわれない生き方. この二つは,一見矛盾しているようですが,本当に主体性のある者だけが,柔軟でとらわれない生き方ができるのではないでしょうか.(11月18日) 温故知新へ |