温故知新


 第39話 伏すこと久きは、飛ぶこと必ず高し 「菜根譚」


 「長い間うずくまって力を蓄えていた鳥は,一旦飛び立てば,必ず高く舞い上がる」のだといっています.「菜根譚」はこう語った後で,さらに次のようにつけ加えています.

 「開いた花は,散るのも叉はやい.この道理さえわきまえていれば,途中でへたばる心配もないし,功をあせっていらいらすることもない」

 人生に逆境は付き物だし,問題はその時どう過ごすかです.もっともまずいのは,あせってばたばた動き回ることです.そんなことをやっていたら,かえってエネルギーを消耗してしまいます. 

 ピンチこそチャンスだと言います.逆境の時こそ,実は自分を鍛え直すチャンスです.あせらず騒がずじっくりと力を蓄えながら,静かに時を待ちたいものです.

 「大器晩成」(老子)という言葉もあるじゃないですか.(9月29日)


温故知新へ

  ご意見ご感想はこちらへお願いいたします