温故知新


 第32話 疑わば用いるなかれ,用いて疑うなかれ 「通俗編」


 人を使うときの神髄です.「疑ったら使うな,使うなら疑うな」という意味になるでしょう.

 つまり信用のおけない人間は初めから登用するな,これはと見込んで登用したら,トコトン信頼して使え,と言っています.

 リーダーはかくあるべしと言うことですが,一般にはこの逆のケースが多いのではないでしょうか.せっかく部下を登用しても,信頼して仕事を任せることができない.部下としては,自分が上司から信頼されているかいないかは敏感に分かります.信頼されていないと分かれば萎縮してしまいます.萎縮すれば,実力の半分も出し切れません.という悪循環に陥ります.

 もっと部下を信用せよと言っても,その相手が信頼するに足りる人間であるかどうか,十分見分けてかからなければなりません.信ずるに足りない人間を信じるのは,大怪我の元です.

 人を見る目を持たなかったら,リーダーは務まらないと言うことでしょう.(8月24日)


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