第23話 人生意気に感ず,功名誰かまた論ぜん. 「唐詩選」
太宗が即位する前,兄の建成と骨肉の争いを展開したとき,魏徴は建成側の謀臣として活躍しました.結局,魏徴はころされ,太宗の即位となるのですが,このとき,魏徴は才能を認められて,太宗の幕下に迎えられ,やがて命を受けて東方に出向いていきます.この詩はその時詠んだものとされています. 人生は男同士の意気に感ずるもの,功名などは問題とするに当たらないと言う意味です.男のロマンを歌い上げた一句と言ってもいいかも知れません. 人間はそれぞれの利益によって動くとしても,お互い打算ばかりで動いていたら,あまりにも味気ないと思います.魏徴のように,「人生意気に感ず」と言う面がもっとあってもいいのではないでしょうか.(8月9日) 温故知新へ |