温故知新


 第10話 足るを知れば辱められず、止るを知れば殆うからず 「老子」


 控え目にしていれば、辱めを受けない。とどまるところを心得ていれば、危険はない。

 これは、「老子」の唱えた処世哲学のエッセンスで、これを、「止足の戒め」といいます。

 「老子」が戒めているのは、出しゃばるような態度、利益と見ればとことん追及して人の迷惑など考えようとしない態度です。それが不可なのは、周りの反感を勝って袋叩きに合い、結局は長続きしないからであります。

 自分の利益を追及しようとするなら、可能な限り、周りの人との利益の折り合いをつけるように配慮するでしょう。自分一人の利益だけを追及したら、ろくな結果にならないぞということです。(7月12日)


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